〈癒し〉のダンス 「変容した意識」のフィールドワーク

  • 講談社 (2012年5月10日発売)
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感想 : 4

 臨床心理学者の著者は、アフリカのカラハリ砂漠で狩猟採集生活を営むクン(族)が行う「ヒーリング・ダンス」(以下ダンス)に深い興味を持ち、クンとともに3カ月間を過ごすフィールドワークに参加した。本書は、クンのダンスについて「内部に生きる人々の観点から書かれた最初の書物」だ。
 クンのダンスの特徴は、「薬物を使うことなしに、日常的に変性意識状態に入り、癒しの力を、共同体全体のために解き放つ」ことだ。著者フィールドワークは癒しというテーマに沿って細心に行われていくが、途中から著者がダンスに参加し、癒しを会得したいと感じたことで、世界はさらに広がっていく。
 「地球上のさまざまな民族の治癒儀礼について考える上で決定的な理解の鍵を与えてくれる」、人類学や神経学にとっても刺激的で貴重な記録。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2014年5月3日
読了日 : 2014年4月15日
本棚登録日 : 2014年4月15日

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