新しい市場のつくりかた

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本棚登録 : 944
レビュー : 100
著者 :
shuwachoさん    読み終わった 

某対談記事で作者のお話がとても面白くて読んでみた。
長かった。タイトルほど硬い本でもなく、読みやすいのだけど、やはり興味がない分野で、自分の仕事にも直接生きるわけでもないからかな。
でもドキリとする箇所がいろいろあって、読んで良かった。日常の目線か変わるかも。
水泳帽の話と前世のカルマと考えて介護医療用品の改革が遅れるという話が面白かった。

市場が創造されるのは、生活をこんなふうに変化させたいという文化の話。

市場で流通するどんな商品も、それは誰かの幸せを実現するということが前提。

商品の価値ルーツを真っ向から考えようとすると、どうしても話が宗教論に似通ってきます。何に価値を認めるか、という基準を突き詰めると、そこには科学とか技術とかを越えた人間の観念、まさに価値判断についての議論にならざるをえない。

それを問題と思う意識自体が人間による発明なのです。つまり、問題とは発明されるべき対象です。いつかどこかの誰かがそれを問題として設定しなければ、いつまで経ってもその問題は世界のどこにも存在しない。

生活という行為自体が一つのものづくり、製品開発であるわけです。言ってしまえば、消費することというのも「ヒトの暮らしよう」、あるいは「生態という製品」の開発行為である。

どういう世界が望ましくて、自分はそれにどうやって今の世界を近づけていきたいのか、そのために自分は何をしていくのか、そのツールとしてどんな商品を自分は開発するのか、という意識なくして何かしらの新しい価値を創造できるものでしょうか。

知らない人と最後に仲良くなったのはいつですか?

希望とはあるとは言えないし、ないとも言えない。それは道のようなものである。地上にもともと道はない。歩く人が多くなれば、それが道なのだ。(魯迅「故郷」)

レビュー投稿日
2013年12月22日
読了日
2013年12月22日
本棚登録日
2013年12月11日
5
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