家守綺譚

4.06
  • (792)
  • (494)
  • (599)
  • (26)
  • (9)
本棚登録 : 3428
レビュー : 619
著者 :
はしっこさん    読み終わった 

≪内容覚書≫
ボートで行方不明になった友人の自宅を任された主人公の記録。

ボートに乗って掛け軸から戻ってくる主人公の友人。
意思をもっているかのような庭の草木。
賢い犬ゴロー。
隣の奥さん。
化かす狸。
その他もろもろ、不思議な生き物?達。

不思議なのか、当たり前なのか、よくわからない日常の記録。

≪感想≫
この雰囲気、好きだと思った。
梨木さんは、雰囲気作りがうまいと思う。

語り口調が古臭いので、
一瞬とっつきにくいかと心配したが、
読み始めればスラスラ読めた。

一文一文をていねいに味わって読んで、
楽しいと思える本は久々。

不思議を不思議として、
よくあることと受け入れるこの世界観に引き込まれる。

そういった意味で、隣の奥さんがとても象徴的。
普通のおばさんのようなのに、
ちょっと不思議なことを尋ねると、
当たり前のように返してくる。
それがシュールで、面白い。

久しぶりに、ゆっくりとお茶を飲みながら、
姿勢を正して楽しんだ作品。

レビュー投稿日
2012年5月7日
読了日
2012年4月16日
本棚登録日
2012年4月16日
3
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『家守綺譚』のレビューをもっとみる

『家守綺譚』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする