尾崎放哉という人は、俳句とかさほど興味がないぼくのような人間を「咳をしても一人」という句ひとつで引き付ける、不思議なパワーの持ち主です。まあ、鬱陶しそうな…という感じのイメージなのですが、その放哉をきびきびとした文体で「歴史小説」の傑作を書いた、今は亡き吉村昭が、独りぼっちで咳をしている放哉を「鬱陶しさの塊」として描いているのですが、どこかにいたわりとやさしさが響いている作品で、読み終えると何ともいえず哀しい作品でした。
ブログに感想を書きました。覗いていただけると嬉しい。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202107300000/
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文学・日本・小説
- 感想投稿日 : 2021年10月3日
- 読了日 : 2021年7月5日
- 本棚登録日 : 2021年7月4日
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コメント 2件
kuma0504さんのコメント
2021/10/12
シマクマ君さんのコメント
2021/10/12