原著は定評のあるイタリア映画の教科書。待望の日本語版だ。なにぶん大著なのだが、その情報量は日本語で刊行されているイタリア映画の研究書のなかではトップクラスだろう。ただ、訳文がこなれていない部分が多く、事実関係をきちんとチェックしていないために、結果として誤訳になってしまっている部分が散見される。したがって、この本を単独で読むのではなく、イタリア語の原著と対比させながら原著を読み解くためのガイドブックとして使用するのが一番いいのではないだろうか。
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蔵書
- 感想投稿日 : 2013年7月19日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年7月19日
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