決闘者宮本武蔵 (上) (新潮文庫)

  • 新潮社 (1992年1月1日発売)
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感想 : 2
5

主人公はもちろん宮本武蔵ですが、真田主従もちらっと出ていますので、はい、主従見たさに買いました……。

とはいえ、それを抜きにしても、相当面白いですこの本。
続きが読みたくて仕方ない、という本に、久しぶりに出合いました。
次から次へと武蔵の前に強敵が現れ、その勝負の行方が気になって気になって……。
吉川英治の「宮本武蔵」も学生時代読みましたが、あちらは精神的な世界を描いているのに対し、こちらは本当に「決闘者」としての武蔵になっています。
もちろん、それに伴い「精神」の強さも語られますが。

おなごが、いともあっさりと犯されてゆく展開は、ちょっと苦痛かな。
そのへんは容赦ないです。

真田主従の方は、これは、立川文庫の佐助ではないですね。
「赤い影法師」の佐助寄りかな。
幸村はだいたい、どの話でも同じような性格をしていますが。
相変わらず物静かで、腹黒そうです(笑)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2009年7月26日
読了日 : 2009年7月26日
本棚登録日 : 2009年7月26日

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