野上弥生子短篇集 (岩波文庫)

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本棚登録 : 58
レビュー : 6
著者 :
制作 : 加賀 乙彦 
シンさん  未設定  読み終わった 

物語とはかく表現されるべきかもしれない、と頭をかく。書き表されるものが、読者、私の頭に描かれるものとして想定されていると思える。登場するこまごまとしたものにも感情にも景色にも、ぼんやりと生きたり書いたりしてはいない(作者は否定するかもしれないけれど)という作家の心意気のようなものを感じさせられる。収録作はどれもしんみりと好きだが、「或る女の話」「哀しき少年」は胸をはっとつく。
それにしても……「女性ならではの視点」という言い方を(理解できなくはないけれど)いちいち持ってくる人びとは、女をそんなに画一化したいのかな、とぼんやり。

レビュー投稿日
2019年9月9日
読了日
2019年9月9日
本棚登録日
2019年6月19日
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