中世民衆の世界――村の生活と掟 (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1248)

著者 :
  • 岩波書店 (2010年5月21日発売)
3.43
  • (2)
  • (9)
  • (10)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 123
感想 : 13
4

村の自治権というものがどの様になりたってきたのか、能、狂言などに登場する、村の惣堂、あの旅の僧などが一夜の宿とし、あのよからの死者で出会う場所、そのような場所にもしっかりとした村の管理のもと運営されていたのには驚きました。
また堂内に残されている幾重の落書きにも当時そこに滞在することとなった多くの人々の様子が、様々な情報を伝えている。
近世へと通じる民衆の姿を考えさせてくれる本です。
新書版も嬉しい!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史(日本)
感想投稿日 : 2013年1月11日
読了日 : 2013年1月11日
本棚登録日 : 2010年5月31日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする