赤ちゃんが頭を打った、どうしよう! ? 虐待を疑われないために知っておきたいこと

  • 岩崎書店 (2018年8月17日発売)
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本棚登録 : 7
感想 : 1

 後部転倒など低位落下による乳幼児型急性硬膜下血腫(中村I型)によりSBSの三兆候が生じうる、という指摘がされている。そして中村I型とSBS兆候の鑑別が不十分であるがゆえに、硬膜下血腫=虐待であるとして児童相談所に通報、親子が引き離されてしまうことがあるという。
 しかし中村I型はSBSと異なりおおむね予後良好であることが多い。そしてまた小児科医も硬膜下血腫や三主徴(硬膜下血腫、多発多層性網膜出血、脳浮腫)がすなわち虐待であると機械的に診断しているわけでもない。
 となると致命的もしくは重大な後遺症を残すことの少なくないSBSと鑑別することはそれほどに難しく、妥当性に欠くのだろうか、と疑問に思った。

 その意味でこの本は問題意識を広げてくれた本なのだけど、エビデンスに関する説明や文献が一切ないので、どれくらい妥当性を認めてよいのかがまったく分からない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年5月23日
読了日 : 2019年5月23日
本棚登録日 : 2019年5月23日

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