自衛隊が危ない (小学館101新書 28)

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  • 小学館 (2009年4月1日発売)
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本棚登録 : 52
感想 : 8
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発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。足かけ15年、1000人を超える陸空軍自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、軍事機密のかたまり、潜水艦で深海を行った「兵士」シリーズの著者が、さらに3年にわたり防衛省の人事関係施策等検討会議委員をつとめた経験をもとに、いま自衛隊の現場で何が起きているか、つまびらかにしていく。その軋みの、悲鳴にも似た声が、歯止めを失ったこの組織で相次ぐさまざまな問題の底から聞こえてくる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自然科学/技術/産業
感想投稿日 : 2012年7月28日
読了日 : 2012年7月8日
本棚登録日 : 2012年6月9日

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