やがて哀しき外国語

著者 :
  • 講談社 (1994年2月18日発売)
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本棚登録 : 709
感想 : 69
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アメリカ、プリンストンで村上さんが暮らしたときの話。

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NBAを小学生のころから観ていてよかったな、と思うのはこういうときだ。村上さんはプリンストンに暮らしながら、フィラデルフィアに行ったり、ボストンやらニューヨークに車で向かったりする。それを読んだとき、アメリカの都市の位置関係が頭に入っているから、なるほどね、とわかる自分がいる。村上さんはけっこうロングドライブできる人みたいだ。やれやれ、とか言いながらハンドルを握っているのかな。

ジャズを聴いておけばよかったな、と思うときもある。村上さんの本(主にエッセイ)にはジャズ関連の話題がわんさか出てくる。この本でも何度も取り上げられていたが、自分にはちんぷんかんぷんだった。ルイ・アームストロングと山下洋輔くらいしかわからない。こういう話題に対して、なるほどね、と感じる人はかっこいい。

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『ミッドナイト・イン・パリ』という映画を先日DVDで観たばかりだったので、フィッツジェラルド夫妻の話題になったときには嬉しかった。やはり自分がわかるテーマの話は面白く感じてしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 村上春樹
感想投稿日 : 2019年2月17日
読了日 : 2019年2月16日
本棚登録日 : 2019年2月16日

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