A Feast for Crows (A Song of Ice and Fire)

  • Random House Worlds (2006年9月26日発売)
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感想 : 7
4

予定どおり『乱鴉の饗宴』から原書に移行。地元の図書館に原書もあるのでありがたい。ハードカバーなので持ち上げて読むのが困難なのが難だが。しかし向こうはなんでこの分量を分冊刊行しないのか?(まあ向こうは電子書籍がメインなのかもしれんが。)

前半は、今まで出て来なかったドーン、シオン絡みでしかあまり出てこなかった鉄諸島まで詳細に記述されていて、この期に及んでさらに舞台を広げるのかい、ますます終わる気がしない…と思ったが(描写が微に入りすぎてきて、作者が淫しているのではないかという疑惑)、特にドーンは、物語の根幹に関わってくるようなので、しょうがないか。ドラン・マーテル公もかっこいいし。

ここにきて、サーシー、アシャ・グレイジョイ、アリアンヌ・マーテル→ミアセラと、女子の王位継承権論議がまとまって出てきている。彼女ら(巻き込まれただけのミアセラ除く)の憤懣は正当なものだと思うが、3人とも君主たるにはあまりに不適格な言動で、作者が女子継承権をdisってるのだろうか、という気もしてきてしまう。(この巻には出ないが)ダニーも微妙になってるしな。
しかし、ジョフリーとかスイートロビンとかいるから、性別の問題じゃないってことなんだろうけど。

女性キャラの中では、私にとってサーシー以上にDQNだったカトリン・スタークが、レディ・ストーンハートとして復活、ますます人の話聞かないDQNキャラになって、生者たちをひっかきまわしそう。

かわいそうだったのは、アリス・オークハートとブルー・バードとメリボルドの犬(ブリエンヌが殺したってホント?)。ポッドは死なないよね???

サム(+ジリ+赤んぼ+エーモン師)パートは、悲しく苦しかったけど、後味悪くはなかった。サムは船酔いその他で痩せたりはしないんだろうか。

リトルフィンガーは気持ち悪すぎ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外小説(SF・ファンタジー)
感想投稿日 : 2014年2月19日
読了日 : 2014年2月15日
本棚登録日 : 2014年2月18日

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