花酔い (角川文庫 緑 376-9)

著者 :
  • KADOKAWA (1986年12月1日発売)
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京都郊外の修学院離宮つづき山のふもとに住む驍彦は教育大学の体育教官、古城町の靖二郎は配膳師。高台寺の料亭「一蝶」の女主人醍子、木屋町のクラブ「シャガ」のママ東子。四人は何かあると一緒に行動する仲好しだが、それぞれが母を異にするきょうだいである。醍子の悪相の印鑑を日本印章大社へお払いに行った帰り道、深草僧坊山の行者道の竹林に死体を見つける。その日以来、四人の生活に不可解な出来ごとが次々と起こる。賑やかに咲き乱れるジギタリスに、花酔いしたかのように乱れる四人の微妙な関係が、京の四季の中で、愛の輪舞となって揺れうごく。京都を描く、赤江瀑の新境地。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 幻想
感想投稿日 : 2009年3月3日
本棚登録日 : 2009年3月3日

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