テクノロジー思考 技術の価値を理解するための「現代の教養」

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レビュー : 27
著者 :
skyemikanさん  未設定  読み終わった 

スタートアップを含むテック業界を巡る現況、米中欧のパワーバランス、インドや中国などスタープレーヤーの環境について、と網羅的に幅広く記述されており、勉強になった。

スタートアップブームが生じている理由として、イノベーション至上主義(社会変化のスピード・インパクトよりも自らの変化が小さい場合は負けるというドグマ)と過剰流動性(金あまりにより機体収益が低いアセットクラスへ落ちてきたこと)が挙げられている。
リーマンショック後の10年間でスタートアップの企業評価額の中央値が5倍になっているという話は面白い。

一方で、本書は2019年8月に第1刷が出ているが、既に状況は変わり始めているように感じることが、この業界の展開の速さを如実に表しているように思う。
WeWorkに見られるようなスタートアップ企業への疑念、コロナウイルスを経て表面化してきたGDPRにおける個人情報の扱いに対する議論、など...。

ただし、本書は業界の地図を示しているだけではなく、こういった思考を持つことの必要性を説いている。
データに関する企業・国家の戦略、IoTプロダクツを利用した現実世界のIT化等、今後より一層重要性を増してくるのは間違いないので、引き続き勉強していきたい。

レビュー投稿日
2020年3月29日
読了日
2020年3月29日
本棚登録日
2020年3月29日
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