不寛容の本質 なぜ若者を理解できないのか、なぜ年長者を許せないのか (経済界新書)

2.71
  • (3)
  • (0)
  • (9)
  • (6)
  • (3)
本棚登録 : 107
レビュー : 9
著者 :
ゆうだいさん なんとなく興味ある圏   読み終わった 

「なんかギスギスした最近の風潮」を扱った本なのですが、今こんなギスギスしてるのは昭和が失われたからだ!という方向性で幾つかのトピックで失われた昭和を解説する、という本です。
タイトルで安易に手に取ってしまったのですが、個人的に期待していたような「なんかギスギスした最近の風潮」そのものの分析(昭和が失われた!に辿り着くまで)や、じゃあ我々はどうするべきなのか、という考察は含まれておりません。。「不寛容の本質」ってこういう内容じゃないのか。
あと、サブタイトルにあるような「世代間の対立構造に本質がある!」という論は、そうかな?と疑問に感じました。違う世代の人とだけギスギスしてて空気が悪い、という認識は私には無いからです。

そこまでなら☆3つくらいだったのですが、いささか読者向かいで不親切な箇所があったので☆2つとしました。
この新書のフォーマットの問題もあると思うのですが、第2章以降は見たことのあるようなグラフや新聞記事の引用が本文を圧倒する勢いで(両方とも見開き2ページを使っていて、しかも序論くらいのトコで流れを切ってる感じ)、それホントに必要?と思ってしまって何とも。
個別の章の繋がりもあまり感じられず、強いて言うなら最終章で昭和の終わりが…という論考があるくらいで、ちょっとそれも無理やり感を感じました。
著者の頭の中では、これらの個別論と全体が綺麗にリンクしているんだと思うのですが、読者にはそれが伝わってこないのが残念。文章も謎に改行が多くて、1文章の中にカッコ書きで逆の意味の文章が入っている場所もあって読み辛かったです。

でも、この著者がこのテーマでまた本を出されたらぜひ読みたいと思ってます。

レビュー投稿日
2017年10月1日
読了日
2017年10月1日
本棚登録日
2017年9月23日
1
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『不寛容の本質 なぜ若者を理解できないのか...』のレビューをもっとみる

『不寛容の本質 なぜ若者を理解できないのか、なぜ年長者を許せないのか (経済界新書)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

いいね!してくれた人

ツイートする