なろう系異世界モノ。Prime Readingにて読了。
なろう系の基本である「努力せずにスペックが高い主人公」に、「主人公はほっといてほしいけど周りがほっといてくれないストーリー」という組み合わせは類書と概ね変わらないので、いたってお気楽に流し読みできます。
可愛げのあるキャラのおちゃらけたやり取りを、偏差値30くらいのアタマになって読める、こういう時間も大事なのかなと(笑
こういう系のラノベは今まで何冊か読んだのですが、本著を読了してやっと、何が普通のラノベと違うのかなーという疑問への答えに辿り着いた感があります。
きっかけは、本著の時間の経過がざっくりで、半年とか1年とかすぐすっ飛ばすなぁと思ったことなのですが、なろう系異世界モノって、転生してきた主人公の存在によって結果的に「世界が変わる」のが肝なので、普通の小説よりも少し俯瞰的な、言わば「(異)世界史」になりがちなのではないか。
それゆえ、普通の小説とは違う楽しみ方ができるのではと。ゲームのジャンルに例えると、アクションゲームよりも、RPGよりも、シミュレーションゲーム(シヴィライゼーションとか?)に近い立ち位置なのかな。
…と言う個人的な気付きを得られたので概ね満足です。続編は、Prime Readingに載ってきたら読もうか考えようかなというレベル。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2019年9月30日
- 読了日 : 2019年9月30日
- 本棚登録日 : 2019年9月30日
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