
長編「夏至祭の果て」と9つの短編。時代小説。表題作はキリシタン弾圧を描いたもので、時代に翻弄される登場人物たちに胸が締め付けられるよう。暗く重い。
短編は主に江戸時代。彫師や芝居の役者を描いたものが多い。「風の猫」「冰蝶「花道」が好き。
「渡し船」彫師の長吉。三途の川?
「風の猫」浅吉と徳次。彫師。
「泥小袖」小雪。長崎丸山の芸子。川浚い。
「土場浄瑠璃の」由次郎と七蔵。死人は誰?
「黒猫」明治?宿はこうらい屋。叔母との夏。
「清元 螢沢」台本。
「棒」明治が舞台。茶焙師:吉武の独白。心中。
「冰蝶」澤村田之助。手足を失った役者。雪中演場。
「花道」女形役者:芳弥。おえい。
- レビュー投稿日
- 2013年7月3日
- 読了日
- 2013年7月2日
- 本棚登録日
- 2013年7月2日