月、夏、そしてUFO
好みのワードが並んでいたので購入
フワフワと浮世離れした作風、文体で
登場人物のセリフなどが間延びしているため
抵抗を覚える人もいるかも
全体を一言で表現するならルナティック、それに尽きると思う
大切な人を喪った空洞を持て余し
夏の熱気で蜃気楼のように揺らぐ世界の中で
ひたひたと幻惑する月光に身を浴したときの
18歳の心の内側
読んでる最中は扱いに困ったその所作が
綺麗に1つの箱におさまった、そんな読後感だった
お兄ちゃん、の死の真相がもう
初っ端からわかってしまったのは仕様だと思う
それを月夜がどう自身で処理するのかを
息を詰めて待つ緊張感もあったかも
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
純文学など
- 感想投稿日 : 2018年2月17日
- 読了日 : 2018年2月17日
- 本棚登録日 : 2016年1月29日
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