海へ出るつもりじゃなかった (アーサー・ランサム全集 (7))

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本棚登録 : 108
レビュー : 10
制作 : アーサー・ランサム  神宮 輝夫 
ねむさん Ransome   読み終わった 

やっぱり、シリーズ中で一番すきだわ、これ。
保護された遊びから、突如なんの保護もない現実になってしまい、それを乗り越えていくところが。できすぎ、とか言わない(笑)

初めて読んだ時はなんせ小学生だったから、わりと「恐い話」として映っていたのだけど、高校のときは「ジョンかっこいい!いいねおにいちゃん!」って感じで(おい)、今回は「おとうさんすてき!スーザンかわいい、よくがんばったね!」という感じでした。
傍目からみて、いろいろ動き回って考えていたジョンが一番がんばっているように見えるけど、もちろんがんばったのは本当だけど、何気にスーザンが一番苦労したというか…キツかったんだろうな、と思うのです。
スーザンは、いつも弟妹を、時にはジョンをも守っているけど、それは自分たちが大人の庇護下にあるということを踏まえた上でのことなんだよね。彼女はそれをわかってるんじゃないかな?海にでたことで庇護下から外れてしまい、完全に自分が守らなくてはいけない立場になってしまって、それがイキナリだったために混乱してしまったのではないかと。誰かの下(もと)にいることの安心感てあるでしょ。子供ならなおさらだよね。もちろん、たとえばロジャなんかはそういう壁をすこーんと意識せずにつっきっていけるのだろうけど(時にはその庇護をうるさく思ったりね)、スーザンは違うんだね。
当時はぜんぜんわからなかったな、こんなこと。視点がずいぶん変わったな、と思う。

レビュー投稿日
2010年1月19日
読了日
2004年8月21日
本棚登録日
2004年8月21日
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