医療をテーマにした7つの短編集。
出生前診断によって胎児に重い障害があることが分かった夫婦の葛藤と残酷すぎる結末を描いた「無脳児はバラ色の夢を見るか?」、医療が発達することによって死ななくなった老人が膨れあがり若者を圧迫する「占領」、成り行き上骨髄バンクに登録することになった主人公が本当にドナーに選ばれてしまう「命の重さ」どれも本当にあってもおかしくない物語だと思った。
「のぞき穴」が強烈に気持ち悪くて印象に残った。好き勝手やって勝手に安らかに召されてるんじゃないよ…!!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2024年6月10日
- 読了日 : 2024年6月10日
- 本棚登録日 : 2024年6月10日
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