星新一は1000本以上のショートショートを書いたそうだ。私が読んだのはまだその中の100くらいかもしれないけど、どの話も安定して面白いのがすごい。短いので、バスの中や休み時間などにすいすい読めるのがいい。
収録作の中で特にお気に入りは「電話連絡」たった2ページなのにオチが効いていて面白い。ショートショートの神髄を見た、という感じ。「やさしい人柄」「価値検査機」も好き。「底なし沼」の冒頭で、“ここ150年のあいだ、正確には2001年から…”という文章が出てきました。この本が出された頃には、2001年なんて遠い遠い未来の話だったのでしょうが、2018年現在読んでも、こんなに新鮮に面白く、楽しい気持にさせてくる星新一はやはりすごいと思った。きっと150年後にも読み継がれていることだろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ショートショート
- 感想投稿日 : 2018年9月7日
- 読了日 : 2018年9月7日
- 本棚登録日 : 2018年9月4日
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