一年ののち (新潮文庫 サ 2-3)

  • 新潮社 (1960年1月1日発売)
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本棚登録 : 492
感想 : 39
5

(ひとは孤独を糧にして生きてるんですよね、
愛はよくわからんけど、恋は人を孤独にする、たぶんそう)

この小説に漂う雰囲気をして、
あきらめ、とか虚無、とか言うけど、まあそれももっともだ、
一秒、一時間、一日、一年、
生きるってことはただ時間を消費するだけなのに、すべては変ってゆくのに、
永遠や、挽回や、(満たされる)幸福、なんてものを信じる方がよっぽどあほらしいよな、と思った。


「ええ、わかってるわ。」と、ジョゼが言った。

サガンなんか読んでる場合なのか、夏。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年8月1日
読了日 : 2012年7月30日
本棚登録日 : 2012年7月30日

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