おもしろい。ほとんど一気読みのように読んでしまった。けっこう中盤まで登場人物の整理に頭を使うけれども、一旦判ってしまえばそれぞれの人物が立ち上がって動いてゆく。
ミステリのような読み応えがあって、この先どういう風に物語が展開していくのか、原田甲斐はなにを考えているのか。主人公の心の内を、敢えてつまびらかにしないようになっているため、この時感じたことなどはぼんやりわかるものの、それがどういった思案の結果なのかなど、読み取れない。そこが一気読みさせる効果をもたらしているのだと思う。続きが気になって仕方ない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2020年9月29日
- 読了日 : 2020年9月29日
- 本棚登録日 : 2020年9月29日
みんなの感想をみる