強欲の帝国: ウォール街に乗っ取られたアメリカ

  • 早川書房 (2014年4月10日発売)
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感想 : 4
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アメリカ発の金融危機を引き起こした人々に対する告発状。「本書は問う。金融危機を招いた人間たちはなぜ責任をとろうとしないのか、同じことが二度と起こらないと言えるのか、と」
アメリカ金融部門で莫大な利益をあげた人々が手にしたものは、初期の大きな利益。それは、しばしば将来に渡って大きな不利益を生み出したり危険を生み出したりするが、当初の利益を享受するものたちは、不利益が表面化する時には、既に危機の現場からは遠ざかり、そして利益を得た者たちの既得権益は、遡って追求されることはない。しかも、多くの場合犯罪として裁かれることは全くないか、または、彼らが得て保有し続ける利益に比べたら、ものすごくわずかな、さほど気にならない程度のものである。

アメリカにおいては、特に金融業界において際立って犯罪がなされ、(実効性は無いものの)告発されている。
しかし、この犯罪の構図は日本では全く野放しになっている。
原子力発電から膨大な利益をあげ、そして
原発事故を引き起こした原子力村の誰か1人でも告発されたり財産を失ったりしたか?
年金制度を作り、国民の金を流用し、ばら撒き、天下りし、そして国かの財政を危機に追いやった責任者の誰か一人でも....

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2014年7月22日
読了日 : 2014年7月22日
本棚登録日 : 2014年7月22日

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