「ヒトが人間になる」思春期に焦点を当てた、日本初・日本発の教科書であるとの宣言が、見事に体現化されている本。
子どもと子どもの本を取り巻く事に関心がある私にとって興味を引いた話題の1つは、鳥がさえずりを学ぶ時の話だ。鳥は歌を聴くだけでは覚えられないという研究結果は、子どもが読んだ(読んでもらった)本を“自分のもの”にするために何が必要かをも示唆しているように思われた。
「こころの成長」という思春期に顕著な目に見えない問題を取り扱うことに、科学の進歩や時代がやっと追いついてきた、と印象深かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
コドモ ト アソブ
- 感想投稿日 : 2015年8月10日
- 読了日 : 2015年8月9日
- 本棚登録日 : 2015年8月10日
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