p.21 「
砂山に埋め去るものは君が名か
かひなく過ぐる夏のおもひか
いそ草むらはうれひの巣
かもめのたまご孵らずして
あかるき中にくさりけり」
p. 23「われはやさしくありぬれど
わがこしかたのくらさより
さいはひどもの遁がれゆく
のがるるものをおふなかれ
ひたひを割られ
血みどろにをののけど
たふとや、われの生けること
なみだしんしん涌くごとし」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
詩集
- 感想投稿日 : 2012年3月25日
- 読了日 : 2012年4月25日
- 本棚登録日 : 2012年3月25日
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