玉蔓は嫌々ながらひげ黒の右大将と結婚するが、右大将の良さに気付き自ら決心して幸せな家庭を築く。夕霧も晴れて雲居の雁と結ばれ、子宝にに恵まれる。明石の姫君は裳着を終え、東宮のもとへ入内。入内後は紫の上の配慮で明石の御方が姫君の世話をすることになる。紫の上と明石の方はここで初めて対面をするが両者が素晴らしい人格者であることを改めて感じさせられる箇所だ。それにひきかえ六条の院光源氏は,性懲りもないことに,出家する朱雀院の三の宮を,藤壺の宮の面影を見つけられるかも知れないなどと考えて正妻に迎え,朱雀院出家後独り身となった朧月夜ともよりを戻す。苦しむ紫の上が出家を望んでも「わたしを置いていかないでくれ」と許さない。紫の上が六条の御息所の死霊にとりつかれて光源氏が留守にしている間に三の宮は柏木に寝取られ柏木の子を孕むが,光源氏などに柏木を罰する資格があるとは思えない。さてどうするか?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2012年4月25日
- 読了日 : 2012年4月25日
- 本棚登録日 : 2012年4月25日
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