不毛地帯(1983年) (1) (新潮文庫)

  • 新潮社 (1983年1月1日発売)
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本棚登録 : 793
感想 : 80
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沈まぬ太陽や白い巨塔にならぶ、全4巻の大作でここでも山崎豊子の取材力には感嘆するばかり。前半は、シベリア抑留の話で、後半は元軍人が商社に勤める話となっており、シベリアでの強制労働、砂漠での石油開発などの話が中心となっている。個人的に、沈まぬ太陽ほど主人公に感情移入はできなかったが、前半も後半も主人公が生きる世界を深いところまで描いているので、話の内容には引き込まれる。山崎豊子の中でははずせない作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 山崎 豊子
感想投稿日 : 2011年7月12日
読了日 : 2011年6月15日
本棚登録日 : 2011年6月15日

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