黙示録 (単行本)

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本棚登録 : 221
レビュー : 34
著者 :
snowtopさん 文学・評論   読み終わった 

 十八世紀の琉球王国を舞台に、貧民の出である了泉と秀才教育を受けてきた雲胡という二人の少年が、琉球舞踏の世界で切磋琢磨しながら高みを目指す。
 天才・了泉と秀才・雲胡のライバル同士のぶつかり合いは『ガラスの仮面』やスポ根マンガの世界そのままで、踊りの描写も臨場感たっぷりで入り込みやすい。前半は、了泉ら学童子たち一行が徳川将軍の前で琉球舞踊を披露するまでの道中が面白おかしく書かれている。後半になると、清と日本という二つの大国にはさまれた琉球王国の微妙な立場や、人間の弱さと輪廻に焦点が移り、シリアスさが増す。

 色々と詰め込みすぎて、最後は南国らしいアニミズムに走ってしまった感があるが、全体的にテンポの良いストーリーでページの分厚さをものともしない面白さだった。

レビュー投稿日
2014年4月1日
読了日
2014年3月30日
本棚登録日
2014年4月1日
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