トヨタ生産方式の逆襲 (文春新書)

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レビュー : 21
著者 :
snowtopさん ビジネス・経済   読み終わった 

 著者は、かつてトヨタ自動車に勤務し、著者の父はトヨタ生産方式の生みの親である大野耐一氏の右腕だったという。
 著者は「トヨタ生産方式」の本質が世の中に誤解されて広まった結果、導入した企業の業績が上がらないことに不満を抱き、筆を執ることにしたと語る。

 「トヨタ生産方式」に関する最大の誤解はその名前に表れており、本来は生産現場や工場のカイゼンの話ではなく、会社や経営全体に広げてパラダイムシフトを起こすためのものだと定義する。
 工場で作る製品は、もともとは営業が受注をしてきたものであり、部品を調達できているのは購買部門のおかげであることから、工場の生産能力だけを部分最適化しても、経営全体の効果が上がらないというのは至極まっとうな指摘だと思った。

 商品がコモディティ化した現代の中で生き残るためには、価格よりも「納期」や「タイミング」こそ重視すべきであり、そのためには「在庫を持たないかんばん方式」という考えは間違いで、本来は適切な在庫をもつべきだという持論は説得力があった。

レビュー投稿日
2016年11月1日
読了日
2016年10月27日
本棚登録日
2016年11月1日
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