フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)

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本棚登録 : 406
レビュー : 42
snowtopさん 文学・評論   読み終わった 

 フロスト警部シリーズの惜しくも最終作。上巻。
 今回も、人手不足のデントン署に次から次へと事件が舞い込み、なぜかフロスト警部にお鉢がまわってくる。
 出世と世間体のことしか考えない警察上層部の叱責と、人は良いが能力のない部下の失態を下品なジョークで受け流し、小さなミスもなんのその、ワーカホリックのフロストは不眠不休で事件現場をかけずり回るが、捜査はどれも遅々として進まない。

 フロストが抱えている大小の事件が多すぎて、読んでいる方も混乱し、フロストと同じように頭の中に霧がかかったように疲弊してくるが、これがこのシリーズの醍醐味で、この疲労感のまま漂い続けていたい気になってくる。
 失踪事件のひとつがやっと進展を見せたところで上巻は終了。残り下巻でこのシリーズを読めるのも終わりかと思うと寂しくなる。

レビュー投稿日
2018年1月21日
読了日
2018年1月15日
本棚登録日
2018年1月21日
3
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