黒猫のいない夜のディストピア

著者 :
  • 早川書房 (2018年12月5日発売)
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本棚登録 : 293
感想 : 44
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灰島とのパートでは、歪で不気味なものに思えた所無の都市計画と、付き人のドッペルゲンガー。黒猫の手にかかると、まったく違うものに見えてくる。
こんな恋人がいたら、依存するなという方が無理だよなあ…今まで、じれったいとか、付き人はいつまでぐるぐるしてるんだろう、とか思ってたけど、仕方ないわ、付き人偉いよ…という気持ちになった。
それはそれとして、灰島さん素敵ですね…続きが楽しみ。

言葉が足りないふたりと、言葉がなくても通じるふたり。んん、でもやっぱり、言葉を使うことは諦めたくないなあ。見せなくてもわかっても、母君に暗号を渡してほしいし、黒猫もちゃんと説明してよ〜と思った。言葉にならないこととか、分かってるけど言いたくないこととか、あるのは分かる。分かるけれど、その上で。

付き人の母君の子育てが素敵。
「言葉を丸のみしない」読み方が大切、という言葉が印象的でした。



読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年7月6日
読了日 : 2019年7月6日
本棚登録日 : 2019年7月6日

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