文豪たちの妙な話 : ミステリーアンソロジー (河出文庫)

制作 : 山前譲 
  • 河出書房新社 (2022年2月5日発売)
3.20
  • (1)
  • (4)
  • (8)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 185
感想 : 10
3

梶井の「Kの昇天」幻想的で美しい推理が好き。しかしこの中にあると「普通」なかんじかするのは何故だろう…
久米の「復讐」もかなり好みだなあ。

太宰のはなしはじわじわ来るし、最後がやっぱり巧いと思う。息子を医学校に行かせたい父と、チベットに修行に行きたい息子の間に立って困惑する母…の気持ちになってしまう。

いちばん読みたかった白鳥のはなしは軽くホラー…全部妄想と言われたらそう見えるし。色んな人の解釈が知りたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月30日
読了日 : 2022年3月30日
本棚登録日 : 2022年3月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする