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現役の財務事務次官である矢野康治氏の寄稿文(通称:矢野論文)が月刊誌に掲載され、日本社会に衝撃を与えた。何しろ、財政を所管する財務省のトップが「国家財政は破綻する」と言い切ったのである。しかし、矢野氏が「国庫には、無尽蔵にお金がある」ことを否定している時点で、氏が「貨幣」について何も理解していないことが明々白々である。政府は、どこかから、モノとしての貨幣を調達して、支出する」必要など全くないのだ。
ーーーー財政破綻論者の数々の盲信を論破してきた著者が、矢野論文が完全に誤りであることを徹底的に暴く一冊。
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まぁ、著者の意見は「自国通貨建ての国債しか発行していない日本は、日銀が国債を買い取ることで政府の償還・利払いが消滅するため、破綻しない」ということに集約される。

財政破綻の話になると、いつも「ハイパーインフレ」になってしまう危険性を言われるのですが、どうなればハイパーインフレの前触れなのかという話が無いんですよねぇ・・・。ゆるやかなインフレは、経済成長には必要でそのためには積極財政が必要なはずなんですが・・・。

矢野論文を否定することに集中しすぎて、「どうやって行こう」という話はありませんでした。そこだけが残念ですが、いい本でしたよ。

2024年9月11日

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読書状況 読み終わった [2024年9月11日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

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地方の古い屋敷にやってきた4人きょうだいが、ある日大きな衣装ダンスに入ると、雪の降り積もる別世界へとつづいていました。このナルニア国で、子どもたちのは正義のライオンとともに、悪い魔女の軍と戦います。
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宗教観が嫌味なく入っていて、最近の異世界モノとかのベースにもなっている気がします。たとえば、きょうだいの3番目の子が、魔女側へ裏切ってしまう。その責任をとって正義のライオンは、殺されてしまう。そして復活、、、というような、キリストを思わせる描写がたくさんあります。
いい本でした。

2024年9月11日

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読書状況 読み終わった [2024年9月7日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

アラスカの写真を撮り続けた星野道夫さんの生涯について書かれた本。
星野さんの行動力に圧倒されながら、読んだ。写真もすばらしいが文章も素敵な作品が残されていました。
最後はクマの襲われて亡くなってったのが、残念でならない。

2024年8月23日

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読書状況 読み終わった [2024年8月19日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

人生で読み残した本は無いか・・・と、最近小学生高学年ぐらいの名作を読もうと探していました。そこで「あしながおじさん」に目が止まりました。
私は、母子家庭でそだったので、「そういえば、あしなが育英会には意識して募金してこなかったなぁ。」と手にとってみました。

ストーリーは、ジョン・グリア孤児院で一番年上のジェルーシャ・アボットが、ある評議員の助けで大学に進学させてもらえるようになる。というお話です。

アボットは、その評議員(あしながおじさん)に定期的なお手紙を書くのですが、その形式で話が進んでいきます。

そんな中、おなじ寮に住む友達のおじさん(ジャーヴィス・ペンドルトン)さんが、良くしてくれるようになります。

あぁ、このおじさんが、あしながおじさんなんだと読者は気がつくのですが、それは一番最後のハッピーエンドに回されて、4年間の充実した生活が手紙形式で語られていきます。

卒業の時期に、このおじさんがプロポーズをするのですが、アボットは断ってしまいます。そのことを悩んで評議員さんに手紙で相談して、やっと会ってもらうことになります。この方がジャーヴィスさんだったという話で、二人は結婚する。ということで完結します。

これ、今だと、ちょっと犯罪っぽくないですか?自分があしながおじさんだと知らずに結婚して、後で知るなら良いのですが、ジャーヴィスおじさんとあしながおじさんが一緒だったから、結婚にいきつくというのは、ちょっとどうなんだろう・・・。(笑)

書かれた時代を考えると、本当に先進的な意見が散りばめられていて素晴らしい一冊なのですが、これを募金とつなげると・・・。(^o^;

作者の「たとえ生い立ちが不幸であろうとも、子供達は大人になってから成功するチャンスを与えられるべきであるし、当然その可能性はある」という信念は120%同意できるんですが、お金を出す立場として、そこはちょっと引っかかりました。

でも、いい本でしたよ。

2024年8月23日

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読書状況 読み終わった [2024年8月14日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

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生まれながらに草木が好きでした。
幼いときから草木が一番の親友です。
「日本の植物学の父」と言われた
牧野富太郎は、どんなに苦しいときも
大好きな植物研究ひとすじでした。
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朝ドラで初めて知った偉人なのですが、おばあちゃんに、奥様、、、明治の女性はすごすぎませんか。(汗)

牧野富太郎の人間的魅力もあったんでしょうが、ここまで植物学に没頭しても、それを支えてくれる人たちがいたことに、日本の凄みを感じました。

2024年4月6日

読書状況 読み終わった [2024年3月31日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

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おとなしい喜一郎少年は、
発明家の父からは期待もされず、家で妹と遊ぶ毎日。
でもひそかに機会への興味を持ち続け、
やがて自動車の開発を目指すことに。
どんな問題がまちうけているのでしょうか。
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紡績関係の会社から独立して、自動車産業をおこしたとは、知っていたのですが、すごいモノづくりへの情熱を感じます。

というか、お父さんチョット、スティーブ・ジョブスしている。(笑)

とにかく、熱いものを感じる一冊でした。

2024年4月6日

読書状況 読み終わった [2024年3月29日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

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”あなたも必ずできる!スキルUP!年収UP!”
…時間は「現在価値」と「将来価値」で考えよ!
…「細切れ時間」に勉強できるものを複数用意せよ!
…「iPod」から音楽をすべて削除しなさい!
…1日30分残業が減ると「年間120時間」勉強できる!
…時間をコスト計算して「やらないこと」を考えよ!
…「時間を買う」行動を積極的に増やしなさい!
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作業速度、効率をあげる小さな工夫で、数分単位の時間を作り、細切れ時間を有効に活用して学習時間を作るという話です。
誰でもできるけど楽にできる方法では無いと著者が言う通り、勉強する「目的、目標、理由」を自分自身で、きちんと問い直さないと続けることができないのですが、「学ぶ」という意識を変えてくれる本でした。

2024年3月29日

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読書状況 読み終わった [2024年3月28日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

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研究をスタートさせるも、相次ぐ失敗が壁となって立ちはだかる。しかしそんなことでは、研究者は諦めない!思わずアイディアから方向を転換し、十種目の競技のエキスパートとタッグを組んで「人力VR」の開発に挑むことに!?
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目の見えない方と一緒にスポーツ観戦するにはどうするのか?からスタートする試みが、一流のアスリートたちが感じている世界観を、身近な方法で体感してもらうという方向に進化していきます。
競技はラクビー、アーチェリー、体操、卓球、テニス、セーリング、フェンシング、柔道、サッカー、野球の10種目。
正直、読んでいる時の感想は、「この人たち何やっているんだ・・・?」なのですが、読み終えたあと、それぞれの競技に対して、観戦するときの「解像度」が上がったような気がします。もちろん、その競技の一面からの捉え方だけなのでしょうが、知らいないスポーツの最初の接点としては、面白いと感じました。

2024年3月29日

読書状況 読み終わった [2024年3月24日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

浄土真宗の教祖である親鸞聖人の一生を語った本です。
親鸞聖人についての私の疑問として「どうして結婚したのか?」という点がありました。それまでの「女人禁制」の宗教世界から、そういう意味で俗世的な世界を良しとしたのはなぜなのか?もっというと、この人はエロエロだったのではないか?という偏見・疑惑がありました。
その問いに、親鸞聖人が「聖徳太子」を崇拝していたという内容があります。聖徳太子は、仏門に入ることなく結婚もし、子をなし、それでも仏教の発展に大きな貢献をした人物です。なるほど、聖徳太子を良しとして考えると、納得できました。

2024年3月29日

読書状況 読み終わった [2024年3月24日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

堀江貴文さんって、常に「きつい言葉」を発信するんだけど、よく聞くとちゃんと正論を説明しているんですよね。

この本も「非常識に生きる」ことをすすめているはいるんだけど「なんでもやっていい」とは言っていないんですよ。

「自分を信じて、自分が正しいと思ったことをやりぬく」ってところがよく分かる本でした。


この本から影響をうけて、私は、ちっちゃなことですが、スマホを最新・最強のモデルに変えて使い込んでいこうと思いました。(汗)

2024年2月24日

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読書状況 読み終わった [2024年2月23日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

やることは「1日3つのチャンスを書くこと」なんですが、3行日記やスマートノートとかと決定的に違うところは、つながりを意識することです。

人の発想って、気付きの連鎖から生まれると思うのですが、その部分を意図的に繋げていく感じ。

そして月単位、年単位で整理することで、自分の潜在意識がどっち向いているのかが、わかってくるんだと思います。

ちょっと、始めてみました。

2024年2月24日

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読書状況 読み終わった [2024年2月20日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

日本編と世界編に分かれているのだが、日本編には現状の問題点とその解決方法を提案してくれている。さすが大前研一先生だと、唸ってしまいました。

2024年1月29日

読書状況 読み終わった [2024年1月8日]
カテゴリ 本・雑誌

人に有益な細菌の話が色々紹介してあり、「へぇ~」という感じで読んでみました。結論としては、細菌研究というのは、ものすごい可能性を秘めているんだということ。それと個人としては、ヤクルト飲んでLG21などのヨーグルト食べようと思いました。

2023年12月20日

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読書状況 読み終わった [2023年12月19日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

新NISAで積立金額をあげようかなぁ・・・と思い、お小遣いの内容の見直しをしたくて読んでみました。とにかく、「世知辛い」話です。(汗)みなさん、色々工夫しているんだなぁ、と思うのと同時に、著者のつぶやきがキツイ。(笑)ある程度、多めのお小遣いを使える人には、一読の価値があります。

2023年12月7日

読書状況 読み終わった [2023年12月7日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

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東ロボくんは東大には入れなかった。AIの限界ーー。しかし、”彼”はMARCHクラスには楽勝で合格していた!これが意味することとはなにか? AIは何を得意とし、何を苦手とするのか? AI楽観論者は、人間とAIが補完し合い共存するシナリオを描く。しかし、東ロボくんの実験と同時に行なわれた全国2万5000人を対象にした読解力調査では恐るべき実態が判明する。AIの限界が示される一方で、これからの危機はむしろ人間側の教育にあることが示され、その行く着く先は最悪の恐慌だという。では、最悪のシナリオを避けるのはどうしたらいいのか? 最終章では教育に関する専門家でもある新井先生の提言が語られる。
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2019年のベストセラー本なわけですが、AIには不可能と言われていた「発想」の分野で膨大なデーターの集積により「発想」も可能になるという事が言われてはや数年。えらいことになる・・・と思ってたのですが、AIが人の仕事を奪っていく流れは、思いの外遅い。どうしてかなぁ・・・。と思い手にしてみました。

なるほど、ビックデータとはいえ、どこまで行っても数式で表せないことは、できないわけですね。とはいっても、MARCHレベルまでは、きたAIの能力は、人の半分以上の能力は超えるわけで、大変なことは大変なんですが・・・。

と、ここまで前半なんですよ。ここまで、AIに負ける子どもたちっていかんなぁ、大変だなぁ。と、ある意味上から目線でみていたのです。実際に、いくつかのテストが記載されていてやってみると、3割ぐらいの問題は、私もできないわけです。おそらく普通の社会人程度のわたしも危険水域の人間なわけです。あぁ、これは、大変だと。

本書では、どうやればそういった読解力などが伸びるのかは、明記されていないのですが、子供も私達大人も頑張らねばなりません。そう思わせてくれる素晴らしい本でした。

2023年10月19日

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読書状況 読み終わった [2023年10月10日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

作業の効率化を全く無視した、ちょっと笑える文具の写真集ですね。紹介文もいい感じで脱力系です。

2023年10月1日

読書状況 読み終わった [2023年9月30日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

毎年人気のほぼ日手帳には「My 100」という欄があるのですが、ここに「今年やりたいこと」とかを書いていたんですが、どうしてもToDoリストになってしまいます。私の場合、年間目標と月間TODOというのは、それぞれ設定するので、「My 100」の使い方になんとなく違和感を持っていました。もうちょっと、長期的な夢でもいいじゃないかなぁ・・・と思っているところに、この本と出会いました。

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テニス選手になるとい夢を実現した私は、引退後、人生の大きな変化に戸惑っていました。やりたいことを書いていく”ウィッシュリスト”のおかげで新しい人生を切り開くことができたのです。多くの皆さんにとっても、このリストが望む人生を実現する道しるべとなりますように
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メインは100個のウィッシュリストを書きましょうという話です。
コツ1.「わくわくする」「楽しい」を大切にする
コツ2.「やらなきゃ」じゃなく「やりたい」を書く
コツ3.思い浮かぶことはとりあえず書いておく
コツ4.なるべく具体的に設定する
コツ5.カテゴリー別に考えてみる
コツ6.”100個”という数にはこだわらないで大丈夫
コツ7.「done(済)」「doing(実行中)」を書き添える
コツ8.ときどき見直して、更新する
コツ9.スマートフォンなど携帯できるものを利用する
コツ10.自分のペース、自分のスタイルで

これらを実現するには
1.コミュニケーション力
2.行動力
3.イメージする力
4.ルーティンの力
5.楽しむ力

が、必要だと説いています。「呼吸法」の紹介がされいました。リラックスした状態を作って、望むイメージを浮かべるということみたいです。

そういった内容を自分の実体験を添えて説明したありました。「チェッ!このリア充めがぁ!」と思っちゃったんですが、
ちょっと、素敵だなぁと感じたのは、出産のときに旦那さんの子供の時の写真をそばにおいて、こんな子供を産みたいと願っていた所ですね。

すてきな関係だなぁと思いました。

Be the best you gan be.(自分の「ベスト」になる)

ちょっと、やってみます。

2023年9月29日

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読書状況 読み終わった [2023年9月28日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

正直、めちゃくちゃ分かりにくい。(^_^;)
スピン重視のストロークを「テコの原理」をもとに動作分析しているわけですが、もう少し図解の説明がないと素人には厳しい。
読んだあと、なんとなくわかった気になりましたが、この本を読んだからといって、素人領域のテニスは上達しないと感じました。

2023年9月21日

読書状況 読み終わった [2023年9月21日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

読んだことは無かったのですが「星の王子様」系の本だと思っていました。飛行機乗りが書いた、いろんな解釈のできる本なんだろうなぁ・・・と。

で、読みだしたら「?」かもめの”転生もの”なのか?とビックリしてしまいました。

かなり宗教観の必要な内容でしたね。筆者が追加したという4章も、いい感じの終わり方ができていました。でも、これがいい本なのかというとチョット難しい気がしました。最後の五木寛之氏の解説で納得するという感じでしたね。

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1970年に発表されてから、しばらくはまるで反響がなかったが、数年後から爆発的に読まれ始めた伝説の作品『かもめのジョナサン』。飛ぶことの歓びを追求したために、仲間から追放された一羽のカモメが、やがて・・・というこの物語は、全世界で4000万部以上、日本でも260万部を超える大ベストセラーとなった。

長い歳月ののち、著者R・バッグが自家用飛行機の事故で急死に一生を得たことをきっかけに、新たな最終章が加えられ「完成版」が刊行された。そのPart Fourは驚愕の内容を持つが、断固として未来を語り<自由を求めよ!>と我々を深く励ます。
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2023年8月20日

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読書状況 読み終わった [2023年8月19日]
カテゴリ 滋賀県立図書館

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・資産ゼロで30億を動かす私の方法
・リタイア後40年生きる現実
・だから、起業はやめておきなさい
・飲食店経営の悲惨な末路
・中小企業を個人買収せよ
・実はすごいサラリーマンのOJT
・380万社の約7割が後継者不足
・準備は40~50代にスタートすべし
・「取引先を買う」という奥の手
・LBOでキャピタルゲインを狙う
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この本を読んでみて、起業の難しさを改めて感じました。40~50代では、失敗もできないので、起業は避けた方がいいよね・・・と。

10年以内に新規創業した会社は、ほとんどが潰れてしまう。だったら10年間続いている会社を買い取った方が成功の確率は上がる。ということなので、理屈はよくわかります。

特に、ある程度の規模の会社で普通に行われている効率化された業務を零細企業にもちこむことで、業績アップを図れるんだよ。そういったノウハウは、サラリーマンで管理職になっているなら持っているでしょ。と書かれています。

では、そういった「買い取るべき会社の情報は?」というと、取引先の銀行から紹介してもうのが、今まででした。自営をしていると事業単位ではありますが、そういった話を頂いたことも私なんかの個人事業主にもあります。

この本ではネットでのM&Aコンサル会社の話が紹介されていて、お手軽感が一気にあがります。

ただ、会社をまるごと買おうとすると、実際は最低でも1,000万円ぐらいの資金は必要になるよね・・・とは思いました。

今後、事業譲渡という形が、もっと一般的になればいいなぁ。と思いました。

2023年3月3日

読書状況 読み終わった [2023年3月2日]
カテゴリ 本・雑誌

「小説とはなにか?」ということを考えて行く。で、色々読んだり考えたりしたら、最後に小説を書いていこうという話。

2022年12月1日

読書状況 読み終わった [2022年12月1日]
カテゴリ 本・雑誌

糖質1日130gは、OK!
1食40gってことです。

2022年12月1日

読書状況 読み終わった [2022年10月7日]
カテゴリ 本・雑誌

神道を「ない宗教」として論理展開しているが、結論は出さず。(汗)

2022年12月1日

読書状況 読み終わった [2022年9月30日]
カテゴリ 本・雑誌

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日本振興銀行の経営破綻による混乱のさなか、代表執行役社長となった作家は、ふとしたきっかけで走り始める。五十代半ばを過ぎ、肉体は典型的なメタボ、ストレス続きで精神的にもどん底だったが、走ることであらゆることが変わっていった。仲間との早朝練習、散々だった初マラソンから念願のサブフォー達成、そしてさらなる自分への挑戦 ー 震災を挟んでの二年、マラソンによる予想外の変化をつづるランニング・エッセイ。
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最近、週3回ゆっくり走っているんですが、この本を読んだ影響です。

著者(江上剛 氏)は、旧第一勧銀の銀行マンで、日本振興銀行の社長として、私の記憶にも薄っすら残っている混乱を収拾しようとした方です。

そういった平凡な私なんかでは、想像もつかないストレスの中、著者は、マラソンという趣味を得ることでリフレッシュできて、前向きな生き方ができるようになっていったというお話です。技術本ではなくて、マラソンを通じて、世の中のいろんなことを語っている本です。

私は、子供の時からスタミナが無いんですよ。幼児期に股関節を痛めているいうのもあるのですが、2時間近い運動をすると軽い運動でも股関節に痛みがでてしまいます。なので、マラソンって憧れるんですよねぇ・・・。

そんな私が、「この人達は、なぜ、走るんだろう」という疑問に思ったのがきっかけです。これって、ヨーガのときにもあったんですが瞑想と同じなんじゃないかと思いました。実際に著者も座禅との類似性を書いていたのですが、無心に一つのことに集中することなんだと思います。

じゃぁ、「なぜ、55歳なの?」という話なんですが・・・。人生の折り返し地点を回った今、きっとこの時期から走り出す人は「おれ、まだやれる」って思いたいんじゃないかと。自分自身で、自分をほめてやれる作業が、そこにあるのかもしれません。

ただ、私の誤算は、ジョギングとマラソンが違うってことです。42.195kmまでの道のりは、今の歩くほどの速さ12min/km程度で4km走っているジョギングでは、話にならないという現実でした。(汗)

焦らず、少しづつ、ペースアップしていこうと思います。

こういう年齢本って、否定的だったんですが、いざその年に、読むと良いもんですねぇ。(笑)

いい本を、ありがとうございました。

2022年8月21日

読書状況 読み終わった [2022年8月21日]
カテゴリ 本・雑誌
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