逗葉マリーナで<ハーバー・マスター>を務める夏佳。
女性でありながら、社長の角田にスカウトされてやってきたた彼女を快く思わない人間も少なからずいる。
が。彼女にとっては、仕事は仕事だ。自分のなすべきことをやるだけ。ハーバー内で起こる全ての出来事に責任を持って、毅然と対処していく日々を過ごしていた。
そんな彼女にあるベテランオーナーの親族が、ある相談を持ちかけてきた。
2014年11月27日読了。
まさに、喜多嶋さんにしか書けない作品。
久々に辛口の喜多嶋節炸裂で、爽快な気分になりました。
喜多嶋さんが常日頃から作品のテーマにしている<生きる流儀>。
その核心にしっかりと踏み込んだ作品に仕上がっています。
ちょっと迷ったり、立ち止まったり。
誰でも、生きていく中で何度もそういう場面に遭遇するはず。
そういう時に何を大切にするか。
それをしっかりと考えさせてくれる1冊です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
喜多嶋隆
- 感想投稿日 : 2014年11月27日
- 読了日 : 2014年11月27日
- 本棚登録日 : 2014年11月25日
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