先祖代々からの住民とユートピアを求めてやって来た新しい住民が混在する町、鼻崎町。
15年振りに商店街で祭が開催されることになり、実行委員に選ばれてしまった菜々子は、新住民であるすみれと5年程前に夫の転勤でこの町にやってきた光稀と親しくなる。
菜々子の娘の久美香は数年前の事故で車椅子生活を余儀なくされており、すみれは久美香を広告塔に車椅子利用者を支援するブランドを立ち上げるのだが……。
2018年7月5日読了。
閉鎖的な土地とネットという世界が作り出す心理ミステリー。
昔のようにイヤミスだけではなく、人の弱さがしっかりと描かれているのが印象的でした。
最後の章については湊さんならこう来るだろうなと、読めていたので衝撃は受けませんでしたが、消えてしまったある登場人物のその後がなかったので、ちょっと消化不良でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年7月6日
- 読了日 : 2018年7月5日
- 本棚登録日 : 2018年6月23日
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