当初主人公だった子が少女で、お父さんがいて、綺麗なお姉さんが近所に住んでいる。
という点では、よつばと以外の何物でもないけど
それ以外の要素はよつばととは真逆の要素で構成されています。
よつばとは決して、体内にプランクトン由来のマイクロマシンを注入された少女たちが
ちみどろの戦いを繰り広げたり
お父さんがどさくさまぎれに近所のお姉さんをお母さんにしようとしたり
寿司屋にスーパーの特売の刺身を持ち込んで、これで寿司を握れ。とか
刃物で裂かれた肝臓と小腸の治療に、素手を突っ込んで治癒。とか
そういうことしないもんね。
こんな面白い作品は絶対に完結してから扱おう。と思ってたんだけど
著者と編集の間に溝が出来て打ち切りになってしまったらしく
完結しそうにもないんだけど
7巻の終わり方が、これが最終回でもまあいいか。と
そこそこ納得できる終わり方をしているので、なんとか平常心を保てます。
途中から主人公が女の子から5巻表紙に描かれてるお姉さんへと変わるけど
物語が進むにつれてどんどん人間じゃなくなっていくから
まだなんとか人間の形を保てたまま終わってある意味よかったのかも(笑)
ローグとポイズン・アイビーと肉の芽を、ザ・フライに出てきた転送ポッドに入れたら
こんなのが出来上がるんだろうなあ。って感じだもん。
県立地球防衛軍や陸軍中野予備校なんて目ではない程に
安永先生の最高傑作だと思います。
未完なのが本当に悔やまれる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年10月6日
- 読了日 : 2017年10月6日
- 本棚登録日 : 2017年10月6日
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