- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106106576
作品紹介・あらすじ
大事件が起きたら、テレビから離れよ。「情報弱者」はどこで間違うのか? 情報を思い切って捨て、ループを作る思考を持つことが、「強者」となる条件である。情報氾濫社会の正しい泳ぎ方を示す。
感想・レビュー・書評
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情報の使い方探し方
情報の取り扱いについての専門家
情報とは何か?ということについて新しい発想など
皆が知らないことなど ない
ゆえ 公開してブラッシュアップした方がいい
紙の情報は使用したら捨てる
保存しても見ないことが多いため
プレゼン方法は iphone で全てできてしまうということだ
新聞の記事はあなどれない
情報とは本当に必要なものなのか?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
770
紙であっても、電子書籍であっても構わないが、本は依然として情報を得るには有効
なメディアである。たしかに、スピードの面ではネットやテレビ、新聞には敵わないし、
読むのに時間がかかるというのはデメリットかもしれない。しかし、それを補って余り
あるメリットがある。その点について、特に若い世代は意識が薄いように思うので、本
のメリットについて述べておこう。
①一人の著者が一つのテーマについて、余すことなく書いてある。
証のインタビューや短い記事は、編集側の都合で切り取られ、編集側の組
れる。1時間取材を受けたとしても、取材者にとって都合のいい、ごく一部
出されてしまうなんてことはザラである。思いつきで言った一言や、深め切れていない
思考が表に出てしまうこともある。
私も仕事柄、インタビューを受けることがあるが、あとで記事を読むと「言ったこと -
洪水のように、あふれる情報を著者がどう扱っているか、実際スキルをのぞける。
時間帯によって、情報の価値が変わる。情報の重複を徹底的にさけるは一つの学びであった。 -
【目次】(「BOOK」データベースより)
1 情報の拾い方(「特ダネ」が流れるのは午前3時/朝は「薄目あけ」で頭の準備体操をしておく ほか)/2 情報の読み方(新聞は遅い。が、侮れない/新聞はニュースの配置を読む ほか)/3 情報のつなげ方(情報のループを作る/ループ作りを前提に情報を評価する ほか)/4 情報の出し方(紙の資料はとっておかない/アウトプットが脳内を整理する ほか) -
情報のつなげ方の章は参考になった。
新しい情報を得た際に、それはあの件とどう関連するのか、などと常に考えられるようにすること
現在の情報をもとに仮説を立て、それを補足する情報を探し、ループを強めていく
ループを更新、充実、ループを新たに作る -
なんか良いことは言ってそうだけど相性が悪いのか頭に入ってこない。
情報の取得の仕方、メディアの特徴を話している。
本のメリット、1つのテーマについて余すことなく書いてある、著者の思考パターンが論理がわかる。
ここは納得できたけど、他のは入ってこないということはパターンが合わないのだろう。 -
東2法経図・6階開架:002.7A/I89j//K
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著者はエコノミスト/経済評論家。テレビなどでのわかりやすい経済解説に、私はつねづね好感を抱いている。なのでこの本も読んでみたのだが、期待外れ。情報整理術・知的生産の技術の本としては凡庸な仕上がりで、参考になる点がほとんどない。
主張の根幹になっているのは、“情報洪水・情報過多の時代だから、不要な情報をいかに切り捨てるかが大切だ”ということ。
そんなあたりまえのことをいまさらドヤ顔で主張されてもねえ。
たとえば、テレビ局は同じニュース映像を一日のニュース番組の中で何度も使い回すから、「ニュース番組は午前と午後(夜)で各30分も見れば十分である」と著者は言う。「番組全てのニュースを漫然と見る必要はない」と……。
一日中ダラダラとテレビを見ているような情報弱者は、そもそも本書のような本を手に取りもしないだろうに。
全編そんな調子で、内容の大半はあたりまえのわかりきったことである。
私が本書で唯一「なるほど」と膝を打ったのは、「自分にとって好ましい情報、都合のいい情報」を「快楽情報」とネーミングしている点。
《往々にして私たちは社会問題や政治問題でも、快楽情報ばかりを摂取する傾向があることには自覚的であるべきだ。(中略)ネット中心に情報を追う場合、無意識に「快楽情報オンリー」になってしまうことが珍しくない。
(中略)
世界でいったい何が起きているのか。その全体像を掴むためには、「不快情報」も必要だ。むしろ、そのほうが重要だと思っていてもいい。
快楽情報にだけ溺れていたら、世の中が見えなくなってしまう。》
これはまったくそのとおり。立場の左右を超えて、ネットでの情報摂取がメインの人ほど肝に銘ずるべきことだろう。 -
「思いきって捨てること」「ループを作ること」を原則に情報と対峙し、その著者流の方法を述べている。
スタンスには概ね同意。それだけでは新しくないが、著者が実践していることを述べている点で示唆に富んでいる。著者独特のやり方に疑問を感じるものもなかにはあるが、取捨選択次第で良い実践書となるのではないだろうか。