マルクス・コレクション VI フランスの内乱・ゴータ網領批判・時局論 (上)

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Soma Oishi (大石宗磨)さん  未設定  読み終わった 

マルクス・コレクション VI フランスの内乱・ゴータ網領批判・時局論 (上) (マルクス・コレクション)
(和書)2008年11月25日 19:38
カール・マルクス 筑摩書房 2005年9月22日


「フランスの内乱」
・・・---しかしそれは共産主義であり、「不可能な共産主義」だ!・・・もし協同組合的生産が欺瞞や陥穽にとどまるべきでないのなら、もしそれが資本制にかわるべきものであるのなら、もし協同組合の連合体が共通の計画に基づいて全国の生産を調整し、そうすることによってそれを自らの統制のもとにおき、資本主義的生産の宿命である不断の無政府状態と周期的な痙攣を終わらせるべきなら---諸君、それは共産主義、「可能な」共産主義の何ものであろうか!・・・
●柄谷行人が「可能なるコミュニズム」で書いていたのはこれだったのだな。当時はNAMとかやっていて是非参加したかったが精神的体調が崩れていてきちんとした判断ができなかった。結局不参加に終わった。残念だった。

「ゴータ綱領批判」
・・・預言者の救世策!なんと厳粛な仕方で「道は開」かれることか!現に存在している階級闘争の代わりに新聞記者的な決まり文句、「社会問題」が登場し、その「解決」の「道が開」かれる。・・・国家援助による協同組合の設立などとは何ら関係のないことだ!現在の協同組合に関して言えば、それらが価値を有するのは、政府からもブルジョワからも保護されずに、労働者によって自主的に創設されたものであるかぎりでのことである。・・・
●柄谷行人が筑紫哲也に関して社会問題の登場を批判していたのはここから来ていたんだな。今の記者やニュースキャスターは新聞記者的な決まり文句を連呼するだけでなく現に存在している階級闘争を批判するようになったら面白いだろうな。報道番組なんて新聞記者的な決まり文句「社会問題」ばかりだよね。

「時局論(上)インド論 中国論」
●当時の世界情勢が新聞記者的な決まり文句「社会問題」であることに批判しつつ現に存在している階級闘争から展開されていて面白い。マルクス本人の経済面の事情から執筆されたものらしいが現在の時局を批判する上にもとても参考になった。

レビュー投稿日
2020年9月25日
読了日
2008年11月25日
本棚登録日
2020年9月25日
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