愛の在り方についての考察を必要とする。長嶋茂雄は野球への愛・・・原辰徳はジャイアンツ愛を言い・・・よくわからない愛に対し・・・野球を改善する・・・すべての改善論がリハビリテーションの理屈でもあり、そうあるための理を持った稀有な野球人である。それが実践を伴ったかなり面白い存在である広岡達朗とはダビデであり愛の人でもある。結果だけ出してドラフトを穢していく監督もあれば、善のドラフトの在り方を真剣に考え怒っている人物もある。この人は後者である。結果だけ出して愛を語るのは偽物であると気づかせてくれる人物でもある。結果が優勝の二文字であるが・・・愛を感じない優勝がある。ただ愛だと主張するだけで空っぽの愛というか・・・決して愛ではないインチキに失望することの多い現代の日本プロ野球に最も善の発言をする稀有な存在である。ただ優勝に関して結果に関して愛と呼べない結果にももっと厳しい意見をもっと沢山言ってもらいたい。でもそれを言うとプロフェショナルの野球の存在の意義が崩れ・・・正岡子規の野ボールとなってしまうのだろうか・・・とも思う。

2020年12月10日

読書状況 読み終わった [2020年12月10日]

さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅- (劇場版)
(DVD)2009年08月04日 22:41
2002 野沢雅子, 池田昌子, 麻上洋子, 肝付兼太, 井上真樹夫


生身の人間と機械化人間の闘いという、分かり易いと言えば言えるけど単純なお話になってしまっている。機会の身体を手に入れようとする前作とは葛藤のレベルの違い大きいように感じた。機械化人間が「命の火」をカプセルで補給するということに対する悪との闘いのお話だ。勧善懲悪の話でメーテルの存在も何か中途半端で存在意義があまり無かった。前作の方がメーテルの存在が際だっていて面白いように感じた。

2009年8月4日

読書状況 読み終わった [2009年8月4日]

銀河鉄道999 (劇場版)
(DVD)2009年08月03日 23:48
2002 野沢雅子, 池田昌子, 麻上洋子, 肝付兼太, 井上真樹夫


久しぶりに見直してみようと思い、TSUTAYAのネット宅配レンタルの一ヶ月無料キャンペーンで借りてみました。内容が「さよなら銀河鉄道999」とごっちゃになっていてどういう内容だったか忘れてしまっていて、エヴァンゲリヲンを映画館でみたら他のアニメ映画を無性に観たくなりました。それにアニマックスでTV版「銀河鉄道999」を放送していて、たまに観るのです。今日、時間城をやっていてトレーダー分岐点の放送をしていて映画とテレビを見比べたい気もしたのです。

見直してみて良かった。引っかかっていたものがすっきりしました。

2009年8月30日

読書状況 観終わった [2009年8月30日]

コッポラの胡蝶の夢 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
(DVD)2009年04月06日 22:17
Happinet(SB)(D) 2009年3月27日


コッポラの最新作ということで非常に期待して観ました。だいたい期待して観る映画ほど面白くないものはないと思っています。しかしなかなか良かった、良い意味で期待を裏切ってくれました。

古代・原始言語に遡っていくところなどとても刺激的でした。女性もとても美しく撮れてた。そこも良かった。

人類の到達し得ない知の領域に、リスクを冒して挑戦しているところが非常に好感が持てました。

霊媒というか憑依して輪廻転生を窺わせるところなどはちょっとオカルトでしたが、こういう意欲的挑戦は間違えば笑止になってしまう、この危険を冒す自信というかその姿勢はコッポラらしいと思いました。

私も個人的経験で言語的憑依体験をしたことがあります。でも私の場合すべて日本語で論理構築されていました。だから言語の根底に迫るというより逆に非常に表面的な解釈を強要されたような気がします。

このコッポラの作品は人間批判、マルクスでいうところの宗教の批判に迫っている。人間の可能性と人生、芸術、映画というものにわたり吟味をしている。なかなか良い作品だと思います。

2009年4月6日

読書状況 観終わった [2009年4月6日]

容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]
(DVD)2009年04月03日 23:38
ポニーキャニオン 2009年3月18日


原作も読んでなく、テレビドラマ「ガリレオ」も観てない状態でした。今回数学の天才という設定でそれがファッション的にいろいろ使われているところがあり華やかな論理バトルとなるのかと思いました。しかし最後の急展開は予想外でした。ディテールがちょっと甘いような気もしましたがそれなりにトリックを楽しめました。これはこれで良かったなと思います。

2009年4月3日

読書状況 観終わった [2009年4月3日]

雲のむこう、約束の場所
(DVD)2009年03月11日 02:16
2005


ユニオンの塔、宇宙のみる夢が関係妄想的に人間の諸関係と繋がっているところが分裂病(統合失調症)的で人間の批判を形成している。人生と芸術ということを考えさせてくれます。

カント「啓蒙とは何か」の出だしを思い出しました。

●啓蒙とは、人間が自己の未成年状態を脱却することである、しかしこの状態は人間がみずから招いたものであるから、人間自身にその責めがある。・・・未成年の原因が悟性の欠少にあるのではなくて、他者の指導がなくても自分から敢えて悟性を使用しようとする決意と勇気とを欠く所に存するからである。●

○それだから「敢えて賢かれ」「自己みずからの悟性を使用する勇気を持て」-これが啓蒙の標語である。○

未成年状態を脱却することについてとても普遍的に描かれていてこれは新海誠の作品に共通したもので啓蒙なのだろうと思いました。

2009年3月11日

読書状況 観終わった [2009年3月11日]

「ほしのこえ」The voices of a distant star
(DVD)2009年02月23日 21:47
2002


普遍的関係性と現実原則・・快感原則・・その諸関係を生きる人生というものについて何かを示唆される・・そう言う意味で芸術的作品でした。

2009年2月23日

読書状況 観終わった [2009年2月23日]

秒速5センチメートル 通常版
(DVD)2009年02月20日 22:01
2007 新海誠 水橋研二, 近藤好美, 尾上綾華, 花村怜美


この作品を観て感じたことは関係・距離・時間・人間・超越性です。特に関係性は秀逸でした。

コペルニクス的転回なのかも知れない。

人間が織りなす一切の諸関係がコペルニクス的転回によって描きだされていて短編集でしたが濃厚な作品でした。

2009年2月20日

読書状況 観終わった [2009年2月20日]

ヴァージン・スーサイズ
(DVD)2009年02月20日 21:53
2001


原作を読んでいたので彼女達が集団自殺するというのは知っていました。でも原作をを読んでいても思春期の危うさ脆さ以上にこの事件の動機はなかなか理解しにくい。
確かに思い出せば脆さ危うさはありました。でもそれはファッションとしてあるのではなく現実との関係にその原因はある。その関係を原作もあまり納得いくように描いていないからそれ以上に映画に期待することは無理があるのかもしれない。原作をリスペクトしているからこうなったのかもしれない。でもその関係性をもっとえぐっていったら違った感じの映画になっただろう。原作も同じことが言えるように感じる。

2009年2月20日

読書状況 観終わった [2009年2月20日]

アメリ
(DVD)2009年02月15日 23:41
2002 ジャン=ピエール・ジュネ オドレイ・トトゥ


アメリ観ました。

ハッピーエンドで良かった。

作戦がユニークでこういう恋も良いなって思った。

2009年2月15日

読書状況 観終わった [2009年2月15日]

ディレクターズカット ブレードランナー 最終版 [DVD]
(DVD)2009年02月15日 00:20
ワーナー・ホーム・ビデオ 2008年12月10日 ヴァンゲリス


原作を読んだので映画をもう一度見直そうと思いました。

前にみた時は設定や意味がよく分からないため思い出そうとしてもデッカートとレプリカントのレイチェルが愛し合い去っていく所しか思い出せませんでした。

今回は原作「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」を読み何故映画がこういう設定になっているのか?原作と違って映画はどういう世界観を目指したのか?などいろいろ細部において検証することができました。

レイチェルは髪をほどくととても綺麗で参りました。

原作と違ってハードボイルドの色は濃くなっている。原作はもっと世界が滑稽ですね。

2009年2月15日

読書状況 観終わった [2009年2月15日]

17歳のカルテ
(DVD)2009年01月22日 16:18
2007


同じ精神疾患映画「カッコーの巣の上で」と比較してしまいました。どちらが良いと言うことはないのです。

精神の病が病院の治療で治ってしまうと言うところがちょっと深さに欠けるように感じました。治っちゃいけないと言うことはないのです。わがままだったとか自分が悪かったとかいろいろ反省するのは良いことだけど主人公がそれで治ってしまうという話が安易で精神疾患又は治療体制の暗部というかそういうものを批判していないように感じてしまいました。

若い人(それ以外含む)の心の葛藤とかそういうものを描こうとしているのならこれはありきたりな青春映画だろうと思いました。境界性人格障害というところに新味があったということかも知れません。

2009年1月22日

読書状況 観終わった [2009年1月22日]

長い長い殺人
(DVD)2009年01月12日 00:36
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2008年9月3日


宮部みゆきは「火車」しか読んだことがないよ。大西巨人が褒めてたから読んでみたけどまーまーだった。今回の「長い長い殺人」は原作は読んでいなかったしはっきり言って期待していなかったけどなかなか面白かった。ただこの映画を見た限り、殺人の実行犯のキャラクターが安易すぎてそこが革命的に面白かったら良かったのにと思った。そこまで期待しては酷か・・。質の高い2時間ドラマみたいでテレビではここまでの完成度は無理だろうなって思った。映画館でみたらどうかと思うけどDVDをレンタルしてみるなら損した感じはしないと思うよ。

2009年1月12日

読書状況 観終わった [2009年1月12日]

ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション
(DVD)2009年01月10日 22:59
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 2008年8月8日


殺し屋のお話です。組織のツリー構造に関係なく殺し続けるところは面白かった。でもこんなヤツに依頼する奴がもういなくなるのじゃないかな。そこが不思議。

コーエン兄弟の映画でファーゴという作品も見たけど何処が面白いのか分からなかった。この作品も個人的趣味を言わせて貰えば面白くなかった。

2009年1月10日

読書状況 観終わった [2009年1月10日]

JUNO/ジュノ(エレン・ペイジ主演)
(DVD)2008年12月21日 20:40

16歳で妊娠し出産する少女の成長を描いている。あまり成長しているようには感じなかったけど最後はハッピーエンドでしたね。子供が生まれて悲惨な生活をしていくわけでもなく、欲しい人に貰われて幸せになるでしょう・・・。彼女の生活は趣味と恋人と家族に彩られていて幸せでしたって感じです。特別面白くもなかったけどこういうやり方もあるんだなって言う実践哲学みたいな感じでした。

2008年12月21日

読書状況 観終わった [2008年12月21日]

カメレオン [DVD]
(DVD)2008年12月21日 00:39
VAP,INC(VAP)(D) 2008年12月5日


藤原竜也と水川あさみがでいてその辺りの占星術のやりとりは面白く思えました。アクションシーンは良くやっているなって感じですが・・・それほど面白くなかった。
水川あさみが痩せているから本当にお腹がすいてそうでしたね。

2008年12月21日

読書状況 観終わった [2008年12月21日]

ダークナイト(クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー出演)
(DVD)2008年12月20日 21:40

今日DVDで鑑賞しました。評判が良すぎて・・・そういう時は期待しすぎて面白くないことが多いです。

偽善的姿勢と仮面・・支配者の論理と生贄の論理など娯楽作品としては批判的姿勢があってそこら辺が評価されているのかな~そしてダークナイトというオチ?みたな感じです。でも結局、悪と正義の二項対立という枠をこわすまではいっていないし、ジョーカーの犯罪も陳腐です。金を燃やすところもフェティシズムを超えていて爽快感があるけどそれだけです。反社会的象徴ではあるけど結局陳腐な犯罪者です。犯罪者が陳腐と言いたいわけではないですけど。

私事ですがDVDの再生がなかなか上手くいかないのです。テレビがアクオスでDVDプレーヤーが東芝のHDMI端子搭載の機種なんだけどなんだかフルスクリーンで再生すると横に伸びているような感じがするしシネマで再生すると横端がカットされているようなのです。ダークナイトをみる時もいろいろ試してみたけどしっくりこなかった。メーカーさんに要望したいです。DVDを簡単に再生できるようにして欲しい。

2008年12月2日

読書状況 観終わった [2008年12月2日]

異物排除社会ニッポン (双葉新書)
(和書)2014年05月08日 23:03
宮崎 学 双葉社 2014年4月2日


宮崎学さんの新作。

僕も絶望しているけれど否定抑圧されたものの回復とは絶望の中での究極的な希望だと思う。

人間は思考することによってしか存在しないように感じた。あらゆる富や装飾はレトリックでしかないだろう。そういったものはまやかしであり思考によってしか人間である証明はできないように感じた。

思考停止とレトリックについて思考するべきだとこの本をよんで改めて感じた。

2014年5月8日

読書状況 読み終わった [2014年5月8日]

酒場詩人・吉田類の旅と酒場俳句
(和書)2014年04月28日 15:15
吉田 類 KADOKAWA/角川マガジンズ 2014年2月14日


番組は毎週楽しみにしています。

本を一度読んでみたかったのでよかったです。

新宿ゴールデン街の牛筋カレーが食べたくなった。

2014年4月28日

読書状況 読み終わった [2014年4月28日]

ル・コルビュジエ 生政治としてのユルバニスム
(和書)2014年04月28日 09:53
八束はじめ 青土社 2013年12月19日


朝日で隈健吾さんの書評を読んで借りてみた。

生政治については講義集成の既刊はすべて読んでいたので分かり辛いということはなかった。ただフーコーさんは基本民主主義的であり否定され抑圧されたものが生政治においてどのように支配をかわし対抗し回復するのかという視点があるように思うけれど八束さんの本を読んでいてあまり民主主義を感じなかった。

ただこの本を読んでいて考えさせられることがあった。

マルクスが趣味について書いていた部分が思い浮かんだ。内容は失念してしまったので後日確認してみたいがなぜマルクスが趣味の生活のようなことを書いたのか?それは共産主義の理想なのか?たしかに娯楽で暮らせれば理想なのだろうが・・・・。意味がわからない部分であった。社会主義の理想が趣味的生活とは・・・・などど考えることもできる。しかし僕はこの本を労働の合間に読みながらマルクスが何を言いたかったのか考えていた。

マルクスにしても柳田国男にしてもフロイトにしてもナザレのイエスにしても抑圧され否定されたものの回復を説いている。それが哲学の根幹である。労働の合間にこの本を読んでいて、労働によって否定され抑圧されているものはなんなのかを考えてみるとそれは趣味的生活なのだろうと思い浮かんだ。趣味的な自由な生活が労働によって否定され抑圧されているということなのだ。だから否定され抑圧されたものを回復せよと説いているのだ。

共産国家において共産党のテクノクラートがそういった趣味的生活を享受していたということが言われている。それ自体は特権階級の格差であり社会主義の否定・抑圧としてあり得ることなのでまったくマルクスと関係ない。

マルクスが言いたかったのは労働によって否定され抑圧されたものの回復なのだ。

2014年4月28日

読書状況 読み終わった [2014年4月28日]

柳田国男全集〈2〉 (ちくま文庫)
(和書)2014年04月23日 20:06
柳田 国男 筑摩書房 1989年9月


柳田国男さんの全集を読んでいて感じたこと

否定・抑圧に対する対抗運動

否定・抑圧されたものの回復

マルクスもフロイトもナザレのイエスもそのようにみえる

何が否定され抑圧されているのかを考えることは非常に重要であり哲学の根幹だろうと思う

仮に僕が文学に関する仕事をすることがあるとしたら否定され抑圧されたものの対抗運動と回復に関することがその根幹にくるものになると思う

研究テーマです。僕にとっても必要なものでもあります。

2014年4月23日

読書状況 読み終わった [2014年4月23日]

ミシェル・フーコー講義集成 1 〈知への意志〉講義: 知への意志講義 コレージュ・ド・フランス講義1970─1971年度
(和書)2014年04月13日 10:15
ミシェル フーコー 筑摩書房 2014年3月17日


詭弁についての考察がよかった。

哲学があらゆる思想の根幹にかかわっているとしたら・・・

否定・抑圧されたものの回復としてあるのだろう

自然状態が否定・抑圧された状態においてナザレのイエスはその回復を説き、フロイトは無意識において否定・抑圧されたものの回復を説く

ここでいう自然状態とはルソーのいう相互扶助的であり利他的な社会主義又はリバタリアン社会主義、アナキズムといわれるものである

フーコーさんは支配についてなぜ人間は支配を受け入れているのかという問いをたてることが多いが、そこにまた回復として支配をかわす生き方というものがあるのだという見方が明確になると良いように感じる

否定抑圧されたものの回復が支配をかわすという生き方に繋がっている。

2014年4月13日

読書状況 読み終わった [2014年4月13日]

柳田国男全集〈1〉
(和書)2014年04月06日 19:50
1989 筑摩書房 柳田 国男


柄谷行人さんの柳田国男関連本を読んで影響を受けました。全巻読んでみようと思っています。

否定・抑圧されたものの回帰ということが頭に浮かんだ。

この本を読んでいて柄谷さんが「マルクスを読むように夏目漱石を読む云々」と言っていたのを思い出しようやく合点がいった。そういうことなんだな。それはフロイトにも言えて、この全集を読み終わったらフロイト全集にかかろうと思っている。

抑圧されたものの強迫的高次元での回復ということがどういうことなのか僕はようやく理解したと思っている。

柄谷行人さん書籍
「小さきもの」の思想
遊動論 柳田国男と山人
柳田国男論

柳田国男全集全32巻(ちくま文庫)

2014年4月6日

読書状況 読み終わった [2014年4月6日]

近代世界システムIV―中道自由主義の勝利 1789-1914―
(和書)2014年03月24日 19:35
I. ウォーラーステイン 名古屋大学出版会 2013年10月10日


とても読み応えがありました。

中道自由主義というもの保守主義、新保守主義などその存在過程がよくわからないと感じていたことがみごとに示されている。

この本を読んだことは重要な経験になると思う。

2014年3月24日

読書状況 読み終わった [2014年3月24日]
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