江原さんという方をあまり存じ上げずにいきなり読んでみた。
スピリチュアルや霊的なものは一切信じない人間からすると、理解しがたい部分もあるが、彼がいっていることは哲学的な部分もあるので納得する部分もたくさんあった。
しかし、株をするものは楽してお金を儲けようとするという考えは改めなければと思う。長く投資をしている人は、ギャンブルのように投資している人はいない。リサーチやそれに基づいて得た知識を使って、投資している。もちろん、投資に運はつきものだ。誰にも、自然災害を100%予測できないのと同じように運だって大きな部分を占めているのも事実。だが、投資者はリサーチにお金と時間を使っている。これは、楽してお金を儲けようとしているのだろうか?日本人は投資をしている人が少ないが、アメリカでは投資は大学生でもほとんどがしている。株は、不動産よりも昨今では堅い未来投資になってきている。誰しも株で失ったお金もあるし、得たお金もある。決して楽してお金を稼いでいない!
それに大学は無駄な4年間と彼は説いていたが、私にはどうしても理解できなかった。大学で得られたものは知識はもちろんのこと、人間力、組織の中で生き抜く力、あきらめない意志、やり抜く力を育てられた貴重な時間だった。彼にとっての大学4年の価値と私が経験して得た大学の価値が全く違っていた。
あとは、自殺や安楽死の彼の意見と私の考えが全く違っていた。決して交わらない考えだなと思った。
第二章の著者の若者に対する言葉遣いが、読むに堪えずらいくらいひどかった。言霊言霊とうたっていた人なのか信じられなかった。
- 感想投稿日 : 2020年11月9日
- 読了日 : 2020年11月9日
- 本棚登録日 : 2020年11月9日
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