かがみの孤城

著者 :
  • ポプラ社 (2017年5月11日発売)
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久しぶりにこんなに心が温かくなる本を読んだ。

メインで感じたテーマは、人の言う”普通”という価値観はその人その人で変わっていくということ。自分が思うより意外なほど自分は普通でなくともそういう人がこの世の中には五万といる。皆が思っている価値観を疑うことも必要。そして一人として同じ悩みを持つものはいないのだから、焦らなくてもいいし、人に合わせなければいけないというプレッシャーも感じることなんてない。
いろんなことをやることは中途半端ではなく、リスク分散もメンタルには大切でローリスクなことをやるのも必要ということ。
同じ価値観の人、心が安らげるひとばかりが周りにいるわけではないし、そういう環境に身を置けるのは幸運なこと。闘うのが嫌ならば逃げればいい、人生一度きり。時間は止まってはくれない。嫌なことにはノーと言える自分でありたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書
感想投稿日 : 2018年9月25日
読了日 : 2018年9月25日
本棚登録日 : 2018年9月25日

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