小説と思って読んでみたが、実態は小説と歴史検証的な内容の半々といったところだった。
ただ、小西行長という"武将"について、出自を含めて知らないことが多かったので、個人的には非常に楽しめた。
特に、宇喜多家との関係や商人出身でありかつキリシタン大名であるという側面については非常に興味を持って読んだ。
個人的には、恩顧だなんやかんや言っておいて、最終的には豊臣家を裏切って自らの領地確保を優先する加藤清正や福島正則が嫌いなので、徳川有利と商人としての才能で気付きつつ、恩顧と義理のために西軍についた行長は良い人だなと感じた。
しかし、さすがに文禄の役での大敗と、それを3奉行にごまかしてもらったところあたりは、加藤や福島が激怒してもしょうがないかなとも感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2011年2月26日
- 読了日 : 2011年2月26日
- 本棚登録日 : 2011年2月20日
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