井沢元彦の戦乱の日本史

著者 :
  • 小学館 (2009年12月1日発売)
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本棚登録 : 77
感想 : 13
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戦国時代を中心に、幕末とその他の時代における戦(戦争)に関する小さい常識に関する、井沢流のちょっとひねった歴史解釈集。

各項目が数ページと短く、あっさりした感があるのは否めなかったが、しかし10数年ぶりに戦国時代関係の本を読む自分にとっては、昔読んだことを徐々に思い出しながら読めて良かった。

井沢氏の、資料のみに頼らず状況証拠から推測する話の進め方は相変わらず説得力があり、直江兼続が優秀であったか否か、及び真田信繁が幸村と名乗ったか否かに関する解釈は、資料的根拠には乏しいものの十分納得できる推論である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2010年11月28日
読了日 : 2010年11月28日
本棚登録日 : 2010年11月28日

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