ケアする人も楽になる マインドフルネス&スキーマ療法 BOOK1

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本棚登録 : 139
レビュー : 12
著者 :
ちょさん 実用書   読み終わった 

 心が弱っているとき、本来、望ましくない行動を取ることがある。ストレスを怒りというかたちで他人にぶつけたり、自分を必要以上に責めたり、現状から逃げたくて過食したり、ゲームやギャンブルやアルコールに依存したり。
 この本は、そんな時「現状がつらくてそうせざるを得ないんだね」と寄り添い、暖かく見まもってくれる。

 タイトルのとおり、認知行動療法のうちのマインドフルネスとスキーマ療法に焦点を当てているので、症状については、的確に分析しているし、対策も示してくれる。
 そう説明すると難しくとっつきにくい印象があるが、厳しいところがありつつも、この本はひどく暖かいまなざしを向けてくれる。
 ロールモデルのマミコさんはひどい状態にある。端から見ればささいなことですぐ切れて怒り出し、過食や泥酔を繰り返し、自傷癖まである。少し怖い人だ。

 しかし、マミコさんは、あまりにもつらい中で生きていくために、自分を守るためにそうせざるを得ない状態であった。何が起きるかわからない世界にたいして過剰に反応してしまっているだけであった。
 マミコさんが今の自分の状態を認識し、そこに向けるまなざしは、揺らぎながらも強い。
 今年の最初に元気づけられる本を読んだなぁとうれしくなる。
 どうなるんだマミコさん!

レビュー投稿日
2017年2月2日
読了日
2017年2月2日
本棚登録日
2017年2月2日
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