デザインの本質

著者 :
  • ライフデザインブックス / 株式会社ジャパンライフデザインシステムズ (2020年9月16日発売)
3.78
  • (2)
  • (4)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 66
感想 : 7
4

 おお、なるほど、デザインという言葉に対して疑問に感じるのは、そもそも日本にデザインという言葉が入ってきたときに「意匠」と翻訳されたからなんだと腑に落ちた。
 造形や形作られるものに対して使われる言葉だという認識があるから、近年のデザイン思考について認識はしつつも、脳内で若干の混乱があったわけだ。
 ちなみに中国ではデザインを「設計」と翻訳したそうだ。

 アメリカでのデザインの変遷からこれからの方向など非常に読みやすい。
 せめて第一章だけでも読んでほしい。

 そうして、この本が非常にわかりやすいのが、さすがである。
 そして本文が縦書きで、注釈が横書きなのがすごく読みやすい。今まで、本文? 注釈?という混乱があったのだかれど、本文と異なる組方にすることにより、明確に切り替えができる。この辺りは、見た目の「モノ」のデザインではなく、読書体験という「コト」のためのデザインなのだろうな。

 この本を読んで、個人的に気になるのは、過去の古代のデザインという言葉の語源になったラテン語のdesignareからどのように変化していったのかが気になる。(もはやデザイン関係なさそうだけれど)
 面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説・エッセイ
感想投稿日 : 2021年2月7日
読了日 : 2021年2月7日
本棚登録日 : 2021年2月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする