戦争と平和(一) (新潮文庫)

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本棚登録 : 1131
レビュー : 58
著者 :
制作 : 工藤 精一郎 
soraike123さん 純文学   読み終わった 

これを一人の人間が書いたのか!とおもう。500人を超える登場人物をひとりひとり緻密に書き分け、みな血が通った人間にしたてあげている。友人から「どういうストーリー」ときかれてうーんとうなってしまった。ピエールのことをいえばいいのか、アンドレイか、ナターシャか、ナポレオンか・・・一人一人の人生が生き生きと、そして丁寧にえがかれている。いくつもの物語が交錯して、まったくどう説明していいか見当もつかない。これはその時代のロシアを偉大な文豪が鋭利な刀で切り取ってきた作品ですとでもいえばいいのか。

歴史はどうしてつくられるのか。一部の有名人によって形成されるのか。作者はちがうという。目に見えない動き、とくに民衆の動きが歴史を決定していくと。

読むのに時間がかかるのだけれども、人間がかきうる最高傑作だとおもう。

レビュー投稿日
2013年1月15日
読了日
2010年1月15日
本棚登録日
2013年1月15日
3
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