恋の蛍 山崎富栄と太宰治

著者 :
  • 光文社 (2009年10月17日発売)
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本棚登録 : 87
感想 : 27
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東京への移動中に読もうと思って駅で購入した一冊。それまで津軽人のくせに太宰作品をほとんど読まなかった私が太宰に興味を持ち始めるきっかけを作った本。
玉川上水で心中したのは知っていたけど、相手の女性について何も知らなかったので、これを読んで彼らのあまりの接点の多さに、運命ってすごい。とおもった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  太宰治
感想投稿日 : 2012年6月22日
読了日 : 2012年5月14日
本棚登録日 : 2012年5月15日

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コメント 3件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/10/10

「運命ってすごい」
私は運命とか宿命が嫌いなタチなので、ふふん(失礼)と思ってしまいましたが、時代状況を考えれば、何かに雁字搦めになって抜け出せないようになっているのかな?と、、、松本侑子の本だから読んでみようかな←太宰はチョッと苦手。

soramonjyaさんのコメント
2012/10/10

コメントありがとうございます。私もこれを読むまでは太宰が苦手で読みたくもなかったんですが、彼の死や人生観については興味があったので(笑)、「太宰文学への導入本」としてはこの本は結構良かったと思います。「滅びの美学」もこの点については良かったのですが、松本さんの本は恋愛や友人関係、家族関係が絡んで、太宰の人間的な一面がリアルかつ分かりやすく描写されていると感じました。どちらの本もお勧めです♪

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/10/16

「どちらの本もお勧めです♪ 」
図書館にあったので予約しました。
ところで、太宰の津軽っぽさって何か思い浮かびますか?

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