風の影 上 (集英社文庫)

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本棚登録 : 1293
レビュー : 193
制作 : 木村 裕美 
そらさん 海外文庫   読み終わった 

2010.4.9読了。1945年のバルセロナを舞台にして、古本屋の父に連れられ、少年は一冊の本「風の影」と出会う。もう誰の記憶にもない本、時の流れとともに失われた本が最後にいきつく秘密の場所「忘れられた本の墓場」で。

そこに初めて来た人間は必ず一冊の本を選び、それを一生守らなければいけない。自分が本を選び、また本が自分を選ぶ。

少年は、その本と、作者をめぐる壮大な謎を追っていくのだけれど、特に冒頭部分は本好きにはたまらぬ展開。自分が、今まで本と出会ってきた喜びを、読みながら再体験できる。

そしてまた、少年の淡い恋心や裏切り、失望、期待といった大きく揺れ動く感情をなぞりながら、謎が徐々に深まっていくのがまた面白い。

下巻の展開が楽しみ。

レビュー投稿日
2010年4月9日
読了日
2010年4月6日
本棚登録日
2010年4月6日
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