萩原朔太郎の作品を初めて読んだけど、作品のような町が毎日の裏側にあるのなら、猫町の緊張に懐かしさを覚えるのは納得だと思う。裏側の定位置は総じて表の真隣だから、その緊張で体がブルブル震えることすら許されない場所にいるのだと実感する。

2017年10月11日

読書状況 読み終わった [2017年10月11日]
カテゴリ 小説

この本の中で共感できたことの一つに、「人間の時間がどんどん早くなっている」という柴田さんの考えがある。
携帯やパソコンなどで便利になった現代では、事柄そのものを効率的に処理できるようになった。
しかし、機器による時間短縮と仕事の細分化によって、人々の生活は楽になるどころか、仕事量自体が増えてしまっている。
人の時間は感覚的に加速し、柴田さんはそこに人類自滅への兆候をみている。
本来与えられた時間よりも駆け足で過ごす未来では、近く何かのひょうしにつまずいて、取り返しのつかない結果を招くのではないかなと不安に感じた。

と、ここだけ抜き出すとすごく堅い内容のようだけど、実際は柴田さんの自虐的なユーモアがふんだんに盛り込まれている一冊で、素直に楽しめました。

2017年4月23日

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読書状況 読み終わった [2017年4月23日]
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戦後、人々が長寿になったことで起こりうるだろう老後の苦労を、薬やサプリメントではなく、自らの持つ筋肉という力で克服しましょうという本。
46の理由すべてを通して「筋肉って万能だなぁ」と思いました。
デメリットが見当たらないという喜び。
筋トレのモチベーション維持に役立ちます。

2017年2月18日

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捕食寄生をするパラサイトの項目は、ゾッとする。ただ、植物が身を守るためにパラサイトと手を組んでいるという内容を読み、また、パラサイトによって生態系の近郊が保たれているのかもしれないという著者の意見から、近々、増えすぎた人間を調整するパラサイトが現れてもおかしくないなと思った。
体の中を食い尽くされるのは嫌だけど、地球は今まさに人間に食い尽くされようとしているわけだから、まだ発見されていないだけで、もしかすると、すでにひっそりと存在しているのかもしれない。
怖いけど、読みやすい1冊でした。

2017年1月26日

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柴田元幸さんは、日本語に翻訳しているというよりも、物語に翻訳しているといった感覚を持つ。
素敵だなあ。

2016年10月3日

読書状況 読み終わった [2016年10月3日]
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私も、ムルソ―君になりうるし、検察官にもなりうる。もしかすると、すでにそうかもしれない。
今のところ、私は他の傍聴人と同じだし、ロボットの女性と同じだ。

今この瞬間にも起こっている様々な出来事の縮図が、本作品なのではないかなと思う。

2016年7月4日

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少年から大人へ変化する、思春期の戸惑いを、静かに語り聞かせてくれるような本です。

山本さんの翻訳がまた素晴らしく、『とらわれて夏』の世界にどっぷりつかれるような文体で、山本さんに頼んでくださった編集さんありがとうございます、と手を合わせたくなりました。

セリフのほとんどが「」でくくられていないからか、ボサノバ歌手が落ち着いた声でぼそぼそ歌ってくれているような、そんな雰囲気の小説です。

これからの夏のお供にどうぞ。

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「あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない」
という一文を読んで、私の人生の経験から生じた過去は、私だけのものなんだと、改めて感じました。
そして、「今」もいつか過去になるのなら、私のものになるはずの「今」を、もっと大切に生きてみようと思わせてくれる一冊でした。

私は欲が強い方ですが、その欲を満たす方法を、もう少し丁寧に考えてみようと思います。

2016年7月13日

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カテゴリ 小説

最初から最後まで不思議な物語。
でも1本筋が通っているような感覚に陥ります。
実際どんな筋なのか説明ができないのに、それに納得してしまう。
やっぱり村上さんはすごいなあ。

個人的に、ジョニーウォーカーさんが猫の心臓をこりこり食べて、歯に詰まった筋を指でとるシーンが、リアルでぞっとしました

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江戸川乱歩は長編もいいけど、
不気味さと不安と人間がぎゅっと詰まった短編にも、
何とも言えないうまみがあります。

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読書中の私たちの頭の中では何が起こっているのか、再現しようとしている本。面白い試みだと思うけど、それ自体が難しいからか文章がわかりづらく、読むのが少々つらかったです。
挿絵(というかデザイン画?)がとてもおしゃれで、デザイン画集として楽しむのでもいいかも。

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延原謙さんの翻訳で読むシャーロックホームズはホント魅力的です!
ぜひ全シリーズ読破したい!!

2016年4月25日

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読書状況 読み終わった [2016年4月25日]
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エッセイ集です。
歯磨き読書、逆さ読み、ブックカバーのこだわりなど、思いもつかないような読書の楽しみ方を発見できました。

2016年4月19日

読書状況 読み終わった [2016年4月19日]
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短編集です。
いくつか面白い話があったけど、いくつかは道徳的な落ちがあって、答えを提示してくれなくてもいいのになと、ちょっと残念な気がしました。

2016年4月12日

読書状況 読み終わった [2016年4月12日]
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押しつけがましくなく、わざとらしくない文章だからか、目の前で「この本面白いよ!!」とおすすめしてもらっているような気持ちになりました。面白かったです!

2016年4月10日

読書状況 読み終わった [2016年4月10日]
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柴田元幸さんの翻訳が素敵すぎます!!
ヘミングウェイが向かおうとしている方向を理解して、寄り添っているような翻訳に痺れます!!

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